おつかれさまです! こんてんちょー!
バーチャル麻雀店店長のみずきけいです!
みなさんは麻雀中に捨てた牌が放銃になったという体験はありますか?
もし「ない」と答えた麻雀打ちの方がいましたら、こんな記事を呼んでいる場合ではありません。
早く現世に現れた最強雀士として世に君臨してください。
かく言う、わたしも今までに2,000回以上は放銃しています。
麻雀を続けている以上、放銃は決して避けては通れません。
しかし、いつまでたっても「ロン」といわれた時の喪失感には慣れないものですよね。
また、放縦による精神的ダメージを引きづると、その後の成績にも影響する恐れがあります。
ある程度の放銃は仕方ないと完全に割り切ることが出来ればよいのですが……
人間、そこまでドライになれないし――――
――――ならいっそ、放銃の苦痛を快楽に変えればいいのでは?
「ロン」という罵声を浴びるたびに気持ちよくなることが出来れば、メンタルも高水準を保てて、麻雀の成績が安定すること間違いなしです!!
これは極秘なのですが、麻雀のお店では店長に昇格する際に必ず、放銃するたび脳から快楽物質が分泌されるように調教が施されています。
当然、インターネット麻雀店店長を自称するわたしも例外ではありません。
なので今回は、わたしがセルフ調教にて獲得した、放銃が楽しくなるまでの5つのステップをみなさまに伝授させていただこうと思います。
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【目次】
ステップ① 勝率を上げるためには放縦もやむなしと理解する
ステップ② 放縦という現象に感謝を
ステップ③ 根源的欲求に紐づける放銃
ステップ④ 美的観点にもとずく放銃論
ステップ⑤ トロッコ問題から学ぶ放銃哲学
あとがき:みんなで広げよう放銃の輪
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ステップ① 勝率を上げるためには放縦もやむなしと理解する
まずは放銃という事象について、きちんと理解しましょう。
残念なことに放銃とは、肉体的な刺激ではなく精神的な刺激に分類されます。
精神的な刺激を快感に変えるには、それに対する理解が必要不可欠になります。
たとえば、非道な言葉で罵られることに悦びを感じるタイプの人間でも、意味を理解できない他国語で罵られたときには同様の快楽を得ることができないでしょう?
放銃を理解するために、まずは麻雀そのものについて深く考えてみましょう。
麻雀は伏せられた牌山や他者の手牌を見ることのできない不完全情報ゲームです。
それゆえ勝利を目指すためには、見えてないものに対する推測や駆け引きが大切です。
そして自身の選択が得なのか損なのかを判断する力も欠かせない要素となります。
さて、親で自分がこんな手でテンパイしていたとしましょう。
そして、こんな捨て牌のリーチが入っています。
そこに持ってきたのはリーチに通っていない9筒。
ドラの1萬を暗刻落とししていけば3巡は耐えれますが……
あなたならどうしますか?
ほとんどの人が9筒を切るでしょう。
少しでも麻雀に慣れ親しんだ人なら、この手からオリるという選択はしません。
その選択が明確に損だと分かっているからです。
自分は両面待ちの12,000点テンパイ。
ここで9筒を切るという選択は、麻雀というゲームでの勝率を最大限に上げるための一打。これが放銃になってしまっても『仕方ない』のです。
つまり放銃は必ずしもミスではない。
麻雀で勝つためには放銃するリスクを負う必要もある、ということを理解してください。
この理解が無く、放銃という事象は絶対悪だという考えでいると、この後のステップでつまずくことになります。
いいですか。
大切なことなのでしっかりと覚えておいてください。
放銃は必要悪なのです。
ステップ② 放縦という現象に感謝を
前のステップで述べたとおり、放銃は麻雀で勝つために欠かせない事象となります。
それなのに放銃に対して向けられるのは陰湿な感情ばかり。
つまりヘイトが寄せられているのです。
これは非常におかしなことです。
たしかに、ほとんどの対局において勝負の明暗が分かれるのは、誰かの放銃があった瞬間でしょう。
しかし裏を返せば、放銃という現象がなければ、麻雀は、とてもつまらないゲームになるのではないでしょうか。
わたしたちが和了するときに得られる喜びは、放銃の上で成り立っていると言えます。
麻雀というゲームの業を、すべて一身に引き受けてくれている放銃。
そのことに気づいたのならば、わたしたちが放銃に向ける気持ちは、
「ちくしょう!」
「はー?クソ放銃!」
などの怨念ではなく、感謝の気持ちであるべきではないでしょうか。
いえ、気持ちを向けるだけでは想いは伝わりません。
はっきりと言葉で表すことこそが大切です。
なにも難しいことじゃありません。
あなたが対局中に放銃したとき、ひとこと「ありがとうござます!!」と発すれば良いだけです。
最初は疑問に思うかもしれません。
本当に放銃とは感謝するべき現象なのか?
なにか騙されているのではないか?
しかし、安心してください。言葉というものには力が乗ります。
放銃するたびに「ありがとう」の言葉を発する。これをくり返すだけで、あなたの心身は感謝の念で満たされていきます。
いくら周囲から奇怪なものを見るような目を向けられても気にする必要はありません。
今日から「ロン」に対しては「ありがとう」で返しましょう。
これは必要なことなのです。
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